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腹痛と漢方薬

腹痛は家庭にある置き薬の胃薬や整腸剤などで軽快するものから、緊急手術が必要なものまであります。自分で判断することが難しい場合もあります。嘔吐、下痢、熱発をともなったり、痛みが激しいものは医療機関を受診して診察をしてもらいましょう。  腹痛は女性ならまず妊娠、婦人科疾患を考えます。それが当てはまらない場合や男性では、イレウス、急性虫垂炎、消化管尖孔、腹部動脉破裂炎などの緊急の外科手術が必要なもの、心筋梗塞、糖尿病性ケトアシドーシスなど生死に関わるもの、腎結石、胆石痛、嘔吐や下痢が激しく処置が必要な疾患でないかを診断します。  軽症の吐き下し(感染性胃腸炎)や、緊急性のない内科的腹痛は漢方薬治療の適応となります。  臍(へそ)から上の腹痛には安中散(あんちゅうさん)、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、四逆散(しぎゃくさん)など,臍から下の腹痛には、桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)、大建中湯(だいけんちゅうとう)など、痙攣性の痛みには芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)などを処方します。  婦人科の痛みには当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などを処方します。           次回の更新は10月15日を予定しています