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インフルエンザと漢方薬

 インフルエンザの流行期になりました。インフルエンザは喉の痛み、鼻水、などの風邪症状にくわえて、高熱、関節痛、食欲不振、倦怠感などの全身症状を伴います。  診断のために鼻やのどの粘液をとって調べる検査が行われます。検査や症状でインフルエンザと診断され、発症後48時間以内の場合、抗ウイルス剤を服用したり、吸入したり、点滴すると効果があります。基本として水分を十分に補給し安静にして休養をとりましょう。  漢方薬も効果があります。麻黄湯(まおうとう)竹じょ温胆湯(ちくじょうんたんとう)に保険診療の適応があります。感冒薬として用いられる香蘇散(こうそさん)、銀翹散(ぎんぎょうさん)、柴葛解肌湯(さいかつげきとう)なども用いられます。体力の落ちている場合は、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)真武湯(しんぶとう)などが使われることもあります。  インフルエンザの予防方法として①流行前のワクチン接種 ②外出後の手洗い等  ③適度な湿度(50-60%) ④十分な休養とバランスの取れた栄養摂取 ⑤人込みや繁華街への外出を控える。が厚労省のホームページで勧められています。 咳エチケットとしてマスク、日ごろの生活として禁煙、口腔内をきれいに保つことも大切です。       次回は12月15日ごろの更新予定です