月経痛と漢方薬

 痛みは生活の質を下げます。仕事に集中できなかったり、気分が晴れやかになれなくなります。しかも痛みは他人には十分わかってもらえないことも多いです。若い女性の場合、 月経痛を訴える人は詳しく聞くとたくさんおられます。漢方には気、血、水が体を巡っていて、それが滞ったり、巡りが少なかったりすると病気になるとの考え方があります。月経に伴う症状は血のめぐりの異常となります。月経痛を治す処方の代表的な薬として当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、温経湯(ウンケイトウ)加味逍遥散(カミショウヨウサン)、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)などがあります。いずれも血のめぐりを調節する薬です。これらの漢方薬を月経の予定3日から1週間前から月経が終わるまでの間内服します。痛みの漢方薬はある程度即効性があります。ずっと飲むことができるるのであれば毎日内服することをお勧めします。半年から一年くらい続けると月経痛が減ってきて漢方薬を減量したり、やめることができたりします。また月経時には安中散(アンチュウサン)を併用することが多いです。安中散は胃炎に用いる代表的な漢方薬の一つですが延胡索(エンゴサク)という生薬がふくまれていて鎮痛作用があるので腹痛全般に使うことができます。月経痛の特に併用すると効果が期待できます。次回は3月末に更新します。

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