頭痛と漢方薬


 頭痛とは頭蓋の内外の動静脈・組織、脳脊髄神経、頭・首筋の筋肉の痛み受容体に加えられた刺激を脳が痛みとして感じたものです。原因不明のものと原因がはっきりしているものに分けられます。
 原因不明の頭痛には片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛などがありスマトリプタン、ボルタレンなどの薬が使われます。原因のはっきりした頭痛はしっかり調べてその治療を行います。中でも脳血管疾患、脳内感染症、脳腫瘍、緑内障、側頭動脈炎(巨細胞性動脈炎)はほうっておくと命にかかわったり失明することがあります。
 漢方薬では片頭痛には呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、清上けん痛湯(せいじょうけんつうとう)など、緊張性頭痛には、葛根湯(かっこんとう)、葛根加朮附湯(かっこんかじゅつぶとう)、風邪によるものには麻黄湯(まおうとう)、川きゅう茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)など、天気不良の頭痛では五苓散(ごれいさん)などを使います。 次回は6月16日頃更新予定です

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